虚空城

コクマ・ラツィエルことルーヴェ帝国最後の皇帝ルヴィーラ・フォン・ルーヴェが住む浮遊城。
民なき王の居城、何者も支配しない代わりに、何者にも支配されない、完全なる自由を生きる黒き翼の天使の住処。





コクマ・ラツィエル 四千歳以上
元ファントム十大天使第二位知恵を司る者。
ルーヴェ帝国最後の皇帝ルヴィーラ・フォン・ルーヴェの成れの果て。
絶対の監視者『真実の炎(トゥールフレイム)』の所有者(契約者)。黒天使、虚無の君、悪意の塊などと呼ばれる。
魔導師の力(魔法、魔術、機械)、神剣の力(精神を灼く炎、運命の先読み)、天使(ラツィエル)の力を巧みに使い分ける超越者の中の超越者。
タナトスの養父で、彼女に様々な知識、そして魂殺鎌を与えた人物である。

好きなもの 暗躍、不意打ち、混沌、混乱、乱戦、滅亡、他人の利用。
嫌いなもの 支配、服従、敗北、失敗、失態、ただ働き、退屈、銀髪の女。

容姿 黒い長い髪、闇色の瞳。基本的には牧師か学者のような黒い服を好むが、時々王族のような豪奢な衣装を身にまとうこともある。




エアリス 外見十代後半(実年齢不明)
コクマの愛玩動物(ペット)の黄金竜(ゴールデンドラゴン)。普段は人型をしている。
タナトスの養母の一人であり、戦闘の基礎(体術、戦闘技術、人の殺し方)を教えた人物。
龍(竜)族は身体能力も知恵も人間とは比較にならない程優れ、寿命は何万倍も長い。
黄金竜はそんな龍族(ドラゴン)の中でも最強の種であり、もっとも個体数が少ない。
技も術も武器も必要とせず、腕力だけであらゆる存在を薙ぎ払える戦闘能力を有する地上最強の生物。
母性本能が強く、養母の中で一番タナトスの面倒をみて(可愛がって)いたが、過度に甘やかしはしなかった。
本人を前にすると素直になれないが、本当は主人(飼い主)であるコクマにとてもよく懐いて(愛して)いる忠犬ならぬ忠竜。
極東での生活が長く、服装も趣味も味覚も極東寄り。猛々しく野性的(乱暴)な性格だが、冷静で物事に動じない性格でもある。

金色の長い髪と瞳、少しきつい(猛々しい)雰囲気の巫女装束(白い上着に赤い袴)の少女。





マルクト・サンダルフォン 神話時代からの肉体(年齢測定不能)
元ファントム十大天使第十位王国を司る者。片翼の銀天使。
堕天の際に右翼を、最近右瞳を失ったメイドで剣士な堕天使の少女(銀翼の元最高位天使)。
文字通り天使(人のイメージする)のように心優しく、健気で従順、自分自身にだけとても厳しい人格者。
極東刀(刀)による洗練された剣術と堕天使サンダルフォンとしての特種能力(現在は喪失中)を使いこなす。
愛刀はルーファスに作ってもらった天降剣『凛』。隕鉄(星の欠片)でできた名刀で、ファーシュの天降槌『桜』と対を成す。
コクマに淡い恋心を抱いているが、双子の兄の仇でもあるため告白できず、メイドとして彼の傍に仕えるだけに留まっている。

好きなもの コクマ様、兄さん(故人)、ご奉仕(メイドの仕事)、極東刀、剣の修行、刀の手入れ。
容姿 銀色の長髪と瞳、優しくそれでいて凛々しい顔立ち、文字通り無垢な天使のような雰囲気を持つ 。




シャリト・ハ・シェオル 外見年齢十三〜十四歳ぐらい
クリフォトの10iの座を埋めるために即席で創られた人造人間(人の手で造られた人間)。
人工生命体(バイオロイド)の器に異界(幻想界の裏世界)の魔王(外神)と神(旧神)とナヘマーの悪魔核を材料に加えて創られたキメラ(複合体)。
元々は魔導時代に作りかけで放置された人工人間(人工生命体)の試作品(プロトタイプ)。
右手は魔王Azathothの力の具現である混沌黒刃(こんとんこくは)ブラックエッジという巨大な黒刃に変じる。
左手は神Nodensの力の具現である深淵銀砲(しんえんぎんほう)シルバーブラスターという巨大な銀色の砲身に変じる。
さらに、悪魔ナヘマーのキムラヌート(物質主義)……物質を創造や復元する能力と、メタトロン(最強位の堕天使)の能力を有する。
舞うような体術で相手の攻撃をかわしながら、黒と銀の二丁拳銃で仕留めるのが基本戦闘スタイル。
その魂(人格)はタナトスやクロスとも縁深きものであり、その容姿はコクマと縁深きものである。
混沌黒刃と深淵銀砲の力(存在)が巨大(消耗が激し)すぎるため、彼女はいつも飢えている。

容姿、地面についてなお余る程の波打つ白髪、、妖しい真紅の瞳、白いサマードレス。





ダイヤモンド・クリア・エンジェリック ??歳(見た目はフローラより年上で、クロスより年下に見える)
クリア最高位の貴族エンジェリック家の公爵令嬢。常に上品で落ち着き払っている。
兄であるルーファスの技(術)は彼女も全て使える(ただし威力は十分の一程に落ちる)。
コクマ・ラツィエルと誰よりも深い縁を持つ。

好きなもの  お茶会、見てて飽きないモノ(例、クロス)、最愛のお兄様。





月黄泉(ツクヨミ) 外見年齢十五歳ぐらい
ソーイングマスター(裁縫の達人)な和(極東風)メイド。西方マスターズとは何の関係もない。
どんな洋服でも瞬時に仕立てあげ、手品のように見繕う、可愛い女の子を可愛い服で着飾るのが大好きな人。
ある人物の仮初めの姿その壱。

容姿、腰まである淡い金色の髪、耳下に巻きつけた黒いリボンで束ねた二房の髪を胸まで垂らし、長い前髪で左目を隠している。
青き静謐の右目、メイドのような白いフリルエプロンに暗い深紫の着物、白ヘッドドレス、銀色の籠手と具足、極東刀。






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